土壌汚染対策
Businessセメント原料化
年間合計130万トンの対応能力のあるリサイクルセンターに持ち込まれた汚染土壌は、分級・混練処理等によりセメント原料に適した性状に改質され、セメント工場にてポルトランドセメント等に生まれ変わります。
汚染された土地の浄化対策を早期に完了させることが求められる不動産取引などの場合は、汚染された土壌を現場にて掘削し場外搬出するケースが多くあります。場外搬出された汚染土壌を、環境に配慮し、浄化し再資源として再利用すること、つまり【セメント原料としての再資源化】です。
その再資源化を円滑に進めるための技術が、当社のリサイクルセンターにおける中間処理技術です。場外搬出された汚染土壌の中には、1・セメント原材料とならない物質(木くず、廃プラ、金属屑、コンクリート塊等々)が混在されていたり、2・粘性が強い場合や含水率が高くセメント製造工程のラインに乗らないものがあります。
1・については、まずトロンメル、振動ふるい機等で大きな異物を、磁気選別機で鉄筋・釘等を、手・風力選別でビニール・木屑等を取り除きます。2・の問題を解消するためには、改質剤を土壌に添加し、土質や含水率を調整します。改質剤の種類や添加量は土壌ごとに異なり、多数の案件を処理した実績されたノウハウを駆使し最も効果的な配分を行ないます。
これらの中間処理は、年間合計約130万トンの対応能力のある自社リサイクルセンターにて行われ、当社のネットワークを生かして全国の協力セメント工場にてポルトランドセメント等に生まれ変わります。
セメント原料化対応施設各施設の詳細はこちら
施設名称 | 所在地 | 面積 (㎡) | 処理能力 | 保管能力 |
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名古屋リサイクルセンター | 愛知県東海市 | 17,706㎡ | 350,000t/年 | 11,000t |
弥富リサイクルセンター | 愛知県弥富市 | 13,909㎡ | 200,000t/年 | 16,000t |
横浜恵比須リサイクルセンター | 神奈川県横浜市神奈川区 | 15,059㎡ | 300,000t/年 | 20,000t |
横浜生麦リサイクルセンター | 神奈川県横浜市鶴見区 | 8,406㎡ | 300,000t/年 | 7,000t |
大阪リサイクルセンター | 大阪府大阪市大正区 | 10,670㎡ | 300,000t/年 | 19,000t |
岐阜リサイクルセンター | 岐阜県可児市 | 19,015㎡ | 300,000t/年 | 10,000t |
合計 | 84,765㎡ | 1,750,000t | 83,000t |
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