廃食油リサイクルによる、BDF(バイオディーゼル燃料)製造販売事業
当社では、循環型社会の形成と地球温暖化防止に資するため、廃食油(使用済み天ぷら油)をバイオディーゼル燃料(軽油代替)へリサイクルする事業を2012年3月に開始しました。ダイセキグループの原点であるオイルリサイクルのノウハウを活かし、新たな環境ソリューションに取り組んで参ります。
バイオディーゼル燃料の特長
軽油の代替として利用できるため、限りある地球資源(化石燃料)の節減にも寄与するだけでなく、カーボンニュートラルの考えに基づき二酸化炭素排出量がゼロカウントとなり地球温暖化防止に貢献できます。また、食用油としての役目を終えた廃食油を有効リサイクルするため、ガソリン代替であるバイオエタノールのように原料が食糧用と需要が重ならないため、食糧需給へ影響を与えません。
車両等に対しエンジン等への改造が不要のため、導入が簡単です。さらに、燃焼による排ガスは、アトピーや酸性雨の原因物質となるSOx(硫黄酸化物)をほとんど含まず、黒煙も大幅に減少するため大気環境の向上に繋がります。
B5燃料の販売
B5は軽油に5%以下のバイオディーゼル燃料を混合した「揮発油等の品質の確保等に関する法律」(品確法)に規格される燃料で、軽油と全く同じ扱いでの利⽤が可能です。
燃焼による排ガスもクリーンで低公害。資源の有効利用と地球温暖化抑制に効果大!
当社のバイオディーゼル燃料事業について
バイオエナジーセンター概要
- 稼働日
- 2012年3月2日
- 敷地面積
- 3401.11平方メートル
- 製造能力
- 原料(廃食油)12kl/日⇒製品10kl/日
- 保管能力
- 350kl(50kl屋外タンク7基)
- 許認可
- 産業廃棄物中間処分(バイオ燃料化)
施設の詳細はこちら
事業主体となる当社に加え、廃食油排出元様、BDF利用者様とコンソーシアムを結成し、質、量共に安定したBDFを提供いたします。
当社のバイオディーゼル燃料精製技術について
アルカリ触媒法非水系吸着方式〈バイオディーゼル燃料の製造方法(特許第4078383号)〉を採用しています。
2023年度愛知県循環型社会形成推進補助⾦により、分離膜精製プラントを導⼊し、⾼品質のバイオディーゼル燃料の量産が可能となりました。
⇒ 高品質の燃料を提供。排水処理不要の製造工程なので環境にもやさしい方式です。
JIS規格適合品から軽油代替以外の工業用エステルとしての利用まで、幅広い製品を提供しています。
⇒ グループのオイルリサイクルノウハウをフル活用しています。
自社保有分析ラボ(計量証明事業所)で原料・製品のリアルタイムの品質管理を実施しています。
本事業は2011年度愛知県循環型社会形成推進補助事業費補助金の採択事業に認定されました。
廃食油でお困りの方へ|使用済み食用油をお引取りいたします
ISO14000の取組みで、廃食油の処理、リサイクルで困っている。廃食油の回収のスケジュールがまちまちで困っている。廃食油の処理に費用がかかっている。そんな廃食油での問題を、ダイセキ環境ソリューションが確実に解決いたします。
お客様に合わせたお引取り方法が可能です
定期的(決まった曜日・お時間)、あるいはご連絡を頂いてからの回収、お客様のご要望に合わせた回収が可能です。お気軽にご相談ください。
排出量を把握したいお客様には
定期的に回収レポートを発行いたします。また、お客様の要望に合わせた期間でのレポート発行が可能です。
お引取りについて
BDF燃料化資源として、植物性油脂をお引取りしております。ラード等の動物性油脂についても、他の方法にてリサイクルしております。天かすのお引き取りも可能です。まずはお気軽にお問合せください。